夜明け前

書いた小説など

2013-01-22から1日間の記事一覧

飲んで大学生 壱

二十歳の夜、僕は都会の路地で歌っていた。 当時僕はどうしようもない大学生だった。大学生がまともというのも変なのだが、およそ最近のまじめ腐った学生からも、ちょっとやんちゃな学生からしても、ダメだった。この年というのは、中学生とも、高校生とも違…